手段に、よい悪いはありません。違うのは、お客様のどの段階で働くかです。4大広告は多くの人に知ってもらう段階、展示会は実物を見て話す段階、検索広告は探している人に出会う段階、SNS は関係を続ける段階で、主に働きます。

第3回は、第1回の段階に、それぞれの手段を置いてみます。

広告のお金は、どこに使われていますか

電通の「2025年 日本の広告費」によると、2025年の総広告費は 8兆623億円でした。そのうちインターネット広告費は 4兆459億円で、構成比は 50.2% と、初めて半分を超えました。

テレビ、新聞、雑誌、ラジオのマスコミ四媒体(4大広告)は 2兆2,980億円で、構成比は 28.5% です。イベント、展示、映像などは 4,748億円でした。広告の中心はネットに移りつつありますが、ほかの手段も大きな役割を持ち続けています。

それぞれの手段は、どの段階で働きますか

手段主に働く段階強み気をつけること
4大広告認知多くの人に一度に届く費用が大きい。だれに届いたかは分かりにくい
展示会関心、比較・検討実物を見せ、その場で話せる会ったあとの連絡が要る
検索広告比較・検討いま探している人に出会える選ぶ言葉で、出会う人が変わる
SNS関心、継続人の顔が見え、関係を続けられる続けて発信する手間がかかる
自社サイトすべての段階情報と相談の受け皿になるほかの手段から来た人を迎える準備

表は、当社による整理です。同じ手段でも、使い方で働く段階は変わります。たとえば SNS の広告は、認知のために使うこともできます。

展示会は、どう生かしますか

展示会は、お客様と直接話せる、数少ない場です。実物やデモを見せ、相手の反応を見ながら話せます。一方で、名刺を交換しただけで終わると、その後につながりません。

会場で話した内容を記録し、相手の関心に合った動画や資料を、早めに送ります。展示会は、出会いの場であり、流れの入り口です。

手段どうしは、どうつながりますか

広告を見た人も、展示会で話した人も、SNS で知った人も、多くは、そのあと自社サイトを訪れます。どの手段から来ても、迎える場所が整っていなければ、流れは途切れます。

手段を選ぶときは、「この手段で出会った人に、次に何を見てもらうか」までを決めておきます。広告と展示会と SNS は、自社サイトと営業につながって、はじめて働きます。

言い切れないことは、何ですか

  • 広告費の数字は、日本全体のもので、B2B だけのものではありません。
  • どの手段が効くかは、業界、製品、お客様によって違います。
  • 4大広告は、会社の名前を知ってもらうことで、ほかの手段の効き方を支えることもあります。

営業として、説明できるようにしておくことは何ですか

  • 自社が使っている手段と、それぞれが働く段階。
  • お客様が、どの手段で自社を知ったか。
  • 展示会や広告で出会った人に、次に何を届けるか。

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出典

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この記事の内容から、2 問です。選ぶと、その場で答えと説明が出ます。

問い 1電通の「2025年 日本の広告費」で、インターネット広告費の構成比はどうでしたか。

問い 2このコラムで、展示会を生かすために大事だとしたことは、どれですか。

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